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ペットフードにご用心

第3章  忘れ去られようとするエトキシキンの危険性

1994年2月に宝島社から出版した「ペットフードにご用心」で、初めてエトキシキンの危険性をペット愛好家にお知らせました。
当時、愛好家から不安を伴う質問で失望の矢面に立たされた経緯があります。
愛好家の不安が一挙に噴き出したためです。
業界からも非難轟々、多くのテレビ・新聞社・週刊誌・月刊誌から取材を受けることになりますが、業界の圧力は目に見えて強くなる一方でした。
こんな状態が数年続き、団塊世代の負けじ魂と反骨精神に磨きがかかります。
現在と言えば、エトキシキンは忘れ去られた過去の物となっています。
再度警鐘を鳴らすのは本意ではありませんが、臭いものに蓋を取り外します。
何故なら今も最も厄介な添加物だからです。
エトキシキンは、タイヤや石油化学製品などの酸化防止剤として開発された化学合成物質です。
いわゆる油脂の酸化防止剤です。
肝臓障害や発がん性があるところから食品添加物として認められていません。
何故使われるのかをご説明します。
チキンミール・ミートミール・フィッシュミールには、高濃度の油を含んでいるため、船倉で自然発火する恐れがあり、それを防止するため大量のエトキシキンを添加し、船火災防止を目的として国際海事危険物規程に定められたからです。

今もエトキシキンは、ドライペットフードと切っても切れない縁です。
腐れ縁よりもっと酷いのは確かです。
輸入された家畜用飼料に使われている飼料添加物、すなわち酸化防止剤です。
当然この輸入された家畜飼料原材料は、家畜だけではなく国内で生産されるペットフードの大半に含まれたまま原材料として使われています。
このエトキシキンは、製造段階で添加するものではありません。
そのため、製品の表示義務はまったくありません。

特に、ペットフードに使われている動物性タンパク質であるチキンミール・ミートミール・フィッシュミールに含まれる油脂に高濃度のエトキシキンが使われています。
国内で生産されるチキンミールやフィッシュミールには含まれていません。
何故国内産を使わないか?と言えば、生産量とコストの問題としか言いようがありません。

人の食品にもエトキシキンが含有しています。
参考までに厚生労働省のエトキシキン残留基準値は、牛・豚の肝臓の残留数値は0.5ppm以下、日本人が大好きな鶏肉は0.1ppm以下に抑えられています。
ではペットフードではどうなのでしょうか。
犬用ドライフードの使用規制基準は、75ppm以下
猫用ドライフードの使用規制基準は、150ppm以下と非常に甘い基準を認めています。
人の基準の何倍になるか電卓で計算してみて下さい。
解りましたか?  驚きましたか?
これが現実の姿です。
人は、毎日同じ物を食べませんが、ペットは毎日同じドライフードを食べるため毒性を人の何倍も受ける結果となります。

慌てて家の犬や猫の食べているドライフードの原材料表示を見るでしょう。
「あぁ〜書いてなかった。良かった、よかった!」と思うのが飼い主の気持ちでしょう。
しかし、残念ながら入っています。
先に示した通り原材料に含まれる場合は、表示義務がない。
ペットが健康な生涯を送れるのか、疾患に悩まされるのか、エトキシキンの毒性は体を蝕むのです。
それじゃ一切食べさせないと思うのが人情です。
たとえ含まれていても要するに与え方一つでこの害から救われます。
いつも同じフードを与え続けている愛好家には、まずは落第の烙印を押しましょう。
「私の家ではこんな高級なフードを与えているのに…」これも残念の一言に尽きます。
高級でも安価であっても、国産フードでも入っていると思われるのが現状です。
申し訳ありませんが、どのメーカーかは調べてはいませんが、不使用のフードもあるようです。
国内産のチキンミール・フィッシュミールを使用している場合です。
エトキシキンは国内では使用禁止になっているからです。
但し、これらの生産量は少なくコストも高いのが難点といえましょう。
私? 当然私の作るフードには全く使っていません。
国産フードをご使用の場合、原材料が家畜飼料かどうか販売店に確認したほうがよいと思いますが、残念ながらそこまで認識しているかは疑問です。
もう一度言います。
製造段階ではなく、原材料に使用されているかもしれないということです。

それでは、エトキシキンを使用していない原材料を輸入すればこんな問題は起きないはずだと誰しも思うはずです。
ところがエトキシキン使用の原材料のみを輸入禁止にすれば、輸入抑制になり国際ルールに違反することになります。
不思議なルールですが国際的に通用するルールです。
これに反したことをすれば輸出国から制裁を受け結果はどうなるか?
我が国の畜産飼料が枯渇し畜産・養魚が成り立ちません。
国内生産量はわずか、輸入に頼るしかありません。
人の食糧受給率も考えてください。 お分かりになりますね。
農政のまずさがこんなところにも影響しています。

これでは食べさせる物がないと思いますよね。
いっそのこと「手作り食」に切り替えるか、それともこの忙しい世の中ペットには悪いが目をつぶるかの選択肢に迫られます。
直ちに出来る事は、ドライフード100%の主食ではなく、混ぜて使う補助食品として使用することが無難です。
ドライフードには、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が含まれます。 これを利用するのです。
手作り食では、ここまでの栄養素を与えることは不可能です。

こんな状態が長々と続くようではペットは、たまったものではありません。
輸入に頼るのであれば一番の解決策は、人並みの残留基準それも牛・豚の肝臓0.5ppm以下に、基準値を厳しくするしか方法はないでしょう。
また、国内産製造業者の産業奨励です。
まだまだペットフードの闇は深いのです。
これよりも更に恐ろしいのが「遺伝子組み換え農産物」があります。
これは、人もペットも家畜に関係する大きな問題です。
次から次への問題が山積です。
団塊世代魂と反骨精神で対処する所存です。

手作り食の利点と難点そして摂取しにくい栄養素については別の章で書き進めていきます。

 


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プロフィール

押川亮一
(おしかわりょういち)

1947年生まれ。 
宮崎県出身。大学卒業後、金融機関へ。
1974年に独立。 ペットショップ「ファミリーペット」主催。 母親の難病指定が引き金となり、免疫療法を学ぶ。
1994年2月「ペットフードにご用心!」宝島社より出版
1994年6月「獣医さんにご用心!」宝島社より出版
1996年「マイティウェーブ」を立ち上げる。
2005年8月「愛犬が喜ぶワンワンごはん」技術評論社より出版。
2005年9月「新・ペットフードにご用心」宝島社より出版。
2008年12月「ペットフードの危ない話」宝島社より出版。
特に食の問題点を追及し、苦痛のない自然療法をライフワークとし、現在は、キャリーオーバー・食品添加物・ポストハーベストに反対し、無添加製造そして昔の食べ物に戻す事を念頭に製品開発に励む

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