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ペットフードにご用心

第6章  ビタミンDの問題点

このビタミンDは、人を含めペットたちも必須栄養素であることはご存じだと思います。
簡単に体内の代表的な働きを書いておきます。
@腸からカルシウムの吸収を高める。
A腎臓から尿に排出されるカルシウムを抑制する。
B骨から血中のカルシウムの放出をたすける。

これが主な働きですが、ビタミンDには「欠乏症」「過剰症」と言う厄介な疾患があります。
一般には知られていませんが、猫用ドライフードで「ビタミンD過剰症」が頻発し、多くの猫が亡くなりました。
その筆頭は、体内カルシウムの沈着による高カルシウム血症です。
原因の一端は、ドライフードの嗜好性を良くするため内臓エキスの添加をしすぎたことです。
このビタミンは、体内に摂取する最小値と最大値の幅があまりにも狭く過剰症が起きやすい。
このため猫にこのような症状が頻繁にみられるようになりました。
代表的な疾患が、高カルシウム血症、肝機能障害、腎臓障害、多飲・多尿、尿路結石、尿毒症などです。
このような病名の診断をされた方はきっと多いと思います。
この過剰症は、人の分野では早くから知られていましたが、ペットの場合は嗜好性重視の経済的視点から見逃されたか、また無視されたのでしょう。

では「欠乏症」はどうなのでしょう。
日照不足、日光浴不足などが要因で、ビタミンD3が欠乏し、カルシウム、リンの吸収が進まないことによる骨のカルシウム沈着障害が発生し、くる病、骨軟化症、骨粗鬆症などの症状が出ます。
これでは人と同じですね。
今は子育ても、日光浴を嫌います。
紫外線の問題でしょうが、はたして紫外線防止のクリームは育ち盛りの子供にどんな影響を与えるのか今のところ不明です。
紫外線による皮膚がんや皮膚の色素沈着を抑制すると喧伝していますが、果たしてどうなのかは明確ではありません。


これだけ分かっているにも拘らず改善されていないフードもままあるようです。
それだけペットの栄養学は、まだまだ未熟である証なのです。

人も動物、ペットも動物、必要な栄養素は何一つ変わりません。
洗脳されたのかどうかわかりませんが、ペットだけ特殊だと思う方が意外と多い。
ビタミンDサプリメントも出回っていますが、最小値と最大値の範囲が狭くどれだけ与えれば良いのか私にも分かりません。
ましてや総合栄養食と称するドライフードにはすでに添加されていますので、尚更与える量が不明です。
人もペットもビタミンDだけは、注意して使ってください。
サプリメントを与えるより、お日様の力を借りたほうが自然で無難だと思います。
日光浴は、体内でビタミンD3を合成します。
これで十分、安上がりですね。
太陽で骨太宣言、自然の摂理にかなった方法です。

 

追記:朝日新聞に記事がありましたので紹介します。
2015/07/14 朝日新聞朝刊より抜粋
日光浴と食事で予防
東京大の北中幸子准教授(小児科)は「子どものビタミンD不足は、世界的な傾向だ」と語る。
体内でのビタミンDの合成は、紫外線が皮膚にあたることで進む。だが、紫外線が皮膚がんにつながることへの不安が高まり、子どもの外出を控えたり、日焼け止めを常に塗ったりして、過度に紫外線を避ける習慣が広がった。かつては母子手帳に日光浴を勧める記載があったが、現在は、屋外の新鮮な空気にふれさせる「外気浴」という言葉に置き換わっている。
北中さんは「紫外線の浴びすぎはよくないが、完全に遮断してしまうとビタミンDが不足しがちになる」と指摘する。日光浴の目安は緯度や季節によって異なるが、服を着て顔と手足が出ている状態で、夏は1日5〜15分程度、冬は同1時間以上だという。
日光浴に加え、ビタミンDを多く含んだ食品を積極的に取り入れることも効果に期待ができる。
卵黄や魚、キノコの多く含まれているが、アレルギーなどで摂取が困難な子どももいる。
欧米では、子ども用のビタミンDのサプリメントが広く使われている。

 


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プロフィール

押川亮一
(おしかわりょういち)

1947年生まれ。 
宮崎県出身。大学卒業後、金融機関へ。
1974年に独立。 ペットショップ「ファミリーペット」主催。 母親の難病指定が引き金となり、免疫療法を学ぶ。
1994年2月「ペットフードにご用心!」宝島社より出版
1994年6月「獣医さんにご用心!」宝島社より出版
1996年「マイティウェーブ」を立ち上げる。
2005年8月「愛犬が喜ぶワンワンごはん」技術評論社より出版。
2005年9月「新・ペットフードにご用心」宝島社より出版。
2008年12月「ペットフードの危ない話」宝島社より出版。
特に食の問題点を追及し、苦痛のない自然療法をライフワークとし、現在は、キャリーオーバー・食品添加物・ポストハーベストに反対し、無添加製造そして昔の食べ物に戻す事を念頭に製品開発に励む

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