梅雨を迎え暑さと湿気が全身の倦怠感を誘う。

この時期に食べたくなるのが「ウナギのかば焼き」だ。

子供の頃は、宮崎県の大淀川で夜釣りで釣ったものだ。

西宮市と尼崎市に流れる武庫川でも夜釣りでよく釣れた。

この武庫川では、ウナギの稚魚「しらす」も網でよく取れた。

ウナギは、わざわざ買うものではなく釣って食べる物であった。

それが今では食べに行く羽目になる。

一言言わせていただくと、東京では蒸した後焼くので、ウナギの泥臭さがなく油もまた少ない。

ここだけはどうも気にいらん。

東京のやり方だから文句は言えぬが、匂いには負けてしまう。

子供時代は、釣ってくると父親がさっそく井戸の側でウナギを割いていたものだ。

七輪の火であぶり、タレをつけて焼くと子供はソワソワする。

これがウナギの食べ方だった。

今は、高級料理だ。

そう簡単にはありつけない。

ウナギ屋に入り、肝と熱燗を頼むのが定番だ。

「熱燗で一杯」堪えられない。

それからうな重を頂く。

入る前に「高い」と思っていたのが、食べた後は「うまかったなぁ~」と心変わりする。

うなぎの魅力はこれなのだろう。

季節替わりでへばっている。

身体がウナギを欲している。

食べたいなぁ~

うな重、安くしてくれよ。