間違った思い込み。

人の病気は、何処から来るのでしょう。

答えは『口』からです。

皮膚感染は、非常に稀です。

口からの病気は、感染症を筆頭に食中毒まであらゆる臓器に及びます。

一昔前、胃潰瘍はストレスから起こると信じられていました。

手術が頻発し、「無胃村」と呼ばれていた地域もありました。

この時期に胃をなくした人も多かっただろうと思います。

しかし後の研究で、胃潰瘍の原因菌を突き止めることができました。

それが『ヘリコバクターピロリ菌』です。

ストレス原因説になったのは、強酸の胃の中で細菌は生きていけないとの思い込みでした。

強酸の胃液の中でも生きていけるピロリ菌の発見は世界中が驚いたものです。

ピロリ菌も口の中からの感染になります。

夜、寝ている間に口の中は、原因物質で埋め尽くされます。

身体を相対的に見渡せば、口ほど危険な個所はありません。

起きた瞬間の汚染度は、尾籠な話ですが下半身より汚染されています。

しかし世間ではこうは思われていません。

その典型例が育児書です。

育児書には「食べてから歯磨き」と教えています。

食前の歯磨きと食後の歯磨きを比較しているのです。

ここに間違いの元があります。

育児書がこの間違いを世間に広めたのです。

食前の歯磨きを推薦していないのです。

この事は結構信じられており、「実はこうなのだよ。」と説明しても中々納得はしてくれません。

育児書の影響は、実に大きいと云えます。

それを防止するために食前にうがいをすることを勧めます。

しかし、乳幼児のうがいは無理なため、食前の歯磨きが大切となります。

うがいは、病気予防に大切なことですが、乳幼児にとってはそう簡単ではありません。

この事を念頭においてください。

朝、起きてからすぐに食べ物を食べるのは危険な行為です。

食べ物と一緒に感染症などの原因物質も食道や気管を通り、胃や肺に入るからです。

特に気管は、防御する術がありません。

もっと間違っているのは、食後すぐに歯磨きをすることです。

食べ物によって口の中には、小さな擦過傷ができています。

これを治してれるのが、唾液に含まれる成分です。

食後すぐに歯磨きをすると、同時に唾液を洗い流すことになり、擦過傷から感染する場合があります。

感染防御能力は、極端に落ちます。

食後の歯磨きは30分以上時間を空けてすべきです。

間違った知識で、気管から肺に入ればとんでもないことになります。

肺感染でもすれば命懸となる可能性を秘めています。

抵抗力のない乳幼児には尚更です。

生命を維持するのは食べ物ですが、同時に感染症の原因物質も体に取り込んでしまう事を考えましょう。