意外に多い病気に消化器の問題があります。

一般的に犬の食べ方をヒトと比べてみる傾向があります。

ヒトの場合は「よく噛んで食べましょう」ですが、犬は違います。

ここに犬の食事の仕方に齟齬が生じます。

犬もヒトと同じと思い込む考え方です。

この考え方はやめたほうがよいでしょう。

犬の食べ方は、ほとんどが『丸のみ』です。

「よく噛んで食べてね」は犬には通じません。

消化不良になるからと叱りつけても無意味です。

犬の胃袋は、犬の個体に似合わず比較的大きな胃袋を持っています。

犬にとって肉類は、消化が良く栄養吸収のため腸の長さが短くできています。

穀類や野菜類は、腸の長さが短いため一部は消化不良を招きます。

余りにもガツガツ食べる場合、誤嚥性肺炎(吸引性肺炎)を生じさせることもあります。

肺の中に異物が入ることによる肺炎です。

致死率は、80%前後に達し怖い病気の一つです。

ヒトも、75歳を過ぎると誤嚥性肺炎になる方が多く、一般的に90%前後の人が命をなくします。

その他に遺伝的病気以外に、食道炎・食道狭窄・食道潰瘍や胃拡張・胃捻転・胃潰瘍などがあり、死に至ることもあります。

腹部が腫れたり、嘔吐・吐血、さらに便に血が混じる場合は、早急に治療をすべきでしょう。

仔犬の頃からの食べ方の習慣は一生続きます。

ゆっくりと食べさせる工夫を考えてあげてください。

食事を与える時に「お座り」「待て」「おあずけ」の訓練をする方がいらっしゃいますが、私はこれはやりません。

お腹がすいているのに食べられない。

これほど残酷なことはありません。

ヒトも「待て」など声をかけられたらいい気持ちはしませんね。

食べ方の遅い早いは仔犬の時期に関係します。

仔犬の頃から、各自に一つづつ食器があてがわれている、そしておなか一杯与えると、競争心がなくなり落ち着いて食べているようです。

一つの食器に数匹の与え方は、競争心ばかり増え、落ち着きがなくなるように経験上思います。

そして最後に、食べている時に触ったり驚かしたりしないことですね。