さて、どのぐらいの犬種がいるのでしょう。

現在、JKCに登録されている犬種は、189品種にも及びます。

世界各地には、在来種を含めると700品種から800品種と云われています。

犬種ごとに特異な特徴があり、それ同士を交配し種を固定化してきました。

この総体の品種数は、他の動物には見られないと思われます。

品種が多いということは、飼い主になろうとする人たちが好みの犬種を選ぶことができるとも云えます。

この事が犬種の多様化が進んだ一つの要因ではないかと思います。

日本人は「血統書付き」に拘るところがあり、犬種が多く増えた要因でもあるでしょう。

ほかの人が飼っていない犬種を求めて世界中から日本に、ということになります。

また、珍しい犬種ほど高価な犬ということも云えます。

飼えばどの犬も可愛いのですが、日本人の好みの多様化は際限がありません。

いま、犬や猫に大きな問題を抱えています。

「繁殖」の問題です。

一部の繁殖家でしょうが、人気品種の「乱繁殖」が目立つようになりました。

「近親交配」を繰り返した結果、「先天性異常」が多くのところで見受けられます。

「個体縮小」は当たり前となっています。

種類によっては、以前の血統書付き品種の大きさは、どんどん縮小化され、従来の大きさには届きません。

「障害品種」が余りにも多いため、「動物愛護管理法」を改正し、悪質とみなされた業者の処分ができるようになりました。

しかし、愛好家の中には小さな個体を好む傾向もあり、乱繁殖はおさまりません。

非常に残念なことです。

これは、愛好家の意識が変わらない限り、障害犬・猫は減らないであろうと思われます。

先天性障害のある犬や猫は、皆さんがご存じないだけで処分されています。