御多分に漏れず、我が家も七五三。

何かしら気分が晴れない。

すべての子供たちがこの行事をしているとは思えないからだ。

神社に行き、祝詞と相成る。

一人の子に、爺・婆×2、両親、そして年齢違いの子供たち。

両親も若いとは言えない。

晩婚化の影響だろう。

祭礼場は、当事者の子供以外に大人たちが溢れるほどいる。

本人をはじめ母親は、一張羅のおめかし。

子供より母親のおめかしがよく目立つ。

なんだか母親のためにあるような気がするのである。

3歳、5歳、7歳と日本中には多くの子供たちがいる。

わざわざ神社まで出かけ、祭礼をする人は少ないはずだ。

今は当然のようにお鉢が回ってくる。

孫は金食い虫だ。

孫なのに自分の子供より金がかかる。

余りにも派手過ぎるのである。

やったからと云ってまともに育つとは思っていない。

それよりも、やらなかった子供たちの方が、悔しさをバネに将来伸びるような気がするのである。

行列に並び会場に入り驚くことは、親と年寄りばかりが目に付く。

一人の子に付き添いが6人前後、いやそれ以上。

これは少し異常だ。

幔幕の後ろに並んで隣を見渡せば同じような年寄り夫婦。

年寄り夫婦も本当に年寄りだ。

式典が終わるまで立っているのが辛そうである。

思わず声をかける。

「ここまでしてまともに育つと思っているのかなぁ~。」と

隣の老夫婦、

「何もかも遣らされているよねぇ~。」

「嫁さんの見えかねぇ。」と。

終われば会食。

たった一日で年金が吹っ飛ぶ。

私も同意見。

どこか馬鹿らしいのである。

七五三の子供にこの大金。

神主がマイクで最後の挨拶。

マイクだよ、マイク、それぐらい人が多いのである。

子供にとって思い出の七五三。

神様のおいでになる奥の院。

「記念に写真を撮って行ってください。」と

「普通、奥の院は写真御法度だろうが!」と叫びたくなった。

写真が撮れる奥の院、きっとこの神社には神様はいないな。

子供たちの先が思いやられるのである。

あぁ、その時はもう死んでいるかと胸をなでおろす。

疲れ果てた一日であった。