人が生まれながらにして持っている知恵と能力。教育や経験によらなくても知り得る知力と実行できる能力のこと。
「2018年5月」の記事一覧
『蓼虫辛(りょうちゅうしん)を忘る』
ふつうの人にはいやがられるものでも、人によっては平気なものもあり、人間の好みはさまざまで、いちがいには言えないということのたとえ。【類義】蓼食う虫も好き好き。
『良将は戦わずして勝つ』
武力によって敵を屈服させるのではなく、知謀を用いて戦わずに目的を達成するのが良将の戦法であるということ。
『良賈は深く蔵して虚しきが若し』
賢明な人は、自分の才能や学徳をかくして、むやみにひけらかしたりはしないというたとえ。
『両虎食を争う時は狐其の虚に乗る』
二者が争っているのに乗じて、第三者が利益を手に入れることのたとえ。
『良工は人に示すに朴を以てせず』
すぐれた技術を持つ職人は、完成品でなければ人に見せることはしない。名工は名を重んじるから、未完成の物を人に見せて批評を受け、名を汚すようなことは避けるということ。
『良工は材を択ばす』
すぐれた技術を持つ職人は、材料の善し悪しなど問題にせず、自分の腕でよいものを作り出すということ。